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AIカメラの機能

AIカメラは、単に映像を記録するだけでなく、高度な人工知能(AI)によって映像内の人や物をリアルタイムに認識・分析できるのが最大の特徴です。搭載されているAI機能によって発揮できる効果や得意領域が異なるため、導入目的(防犯、業務効率化、データ分析など)に合わせて最適な機能を選ぶ必要があります。ここでは、セキュリティ強化や管理業務の省人化の切り札となる、AIカメラの主要な5つの機能について、その仕組みや導入メリットを分かりやすくご紹介します。

AIカメラによる不審者検知

AIカメラによる不審者検知は、従来の防犯カメラのような事後検証にとどまらず、犯罪を未然に防ぐ「攻めの防犯」を実現する機能です。AIが映像内の人間を識別し、敷地周辺での不自然な「うろつき」や「長時間滞留」といった犯罪の前兆行動を自動で分析・検知します。

夜間や無人の時間帯でも、あらかじめ設定した侵入禁止エリアを越えた人物を検知すると、タイムラグなしで管理者にアラートを通知。現場のスピーカーからの自動音声や光による威嚇を連動させることで、不審者をその場で退散させ、警備体制の大幅な省人化を可能にします。

AIカメラによる人物検索機能

人物検索機能は、膨大な録画データや多数のカメラ映像の中から、特定の人物をわずか数秒で自動抽出できるシステムです。あらかじめ登録された顔写真データとのリアルタイム照合だけでなく、顔がはっきりと映っていない初見の人物でも高精度に検索できる強みを持っています。

衣服の色、性別、年代、所持品(バックパックの有無など)といった外見特徴(アピアランス)を指定するだけで、該当者を即座にリストアップ。大型商業施設での迷子捜索や、万引き常習犯の割り出しなど、これまで目視にかかっていた膨大な映像確認工数を劇的に削減します。

AIカメラによる追跡機能

AIカメラの追跡機能(オートトラッキング)は、カメラの画角から外れてしまいがちな対象者の足取りをシームレスに追い続けるための高度なテクノロジーです。レンズを上下左右に動かせるPTZカメラと連携し、ロックオンした対象をカメラ自体が自動で追尾・ズームします。

さらに、ネットワーク化された複数のカメラがデータを連携し合うことで、広大な敷地や施設全体において、特定人物の移動経路を一筆書きのようにタイムライン上に可視化。不審者の逃走経路の把握や迷子の居場所特定など、有事の際の迅速な初動対応を支えます。

AIカメラによる異常検知機能

異常検知機能は、ディープラーニングを活用して設置環境の日常を自動学習し、「普段とは違うおかしな状態」を自ら察知する機能です。人間がモニターを常時目視し続ける集中力の限界を補い、24時間365日均一なパフォーマンスで現場の安全を見守ります。

施設内での「転倒」や「うずくまり」、激しいもみ合いといった人物の危険状態のリアルタイム解析に加え、工場の機械の異常発熱や火災・煙といった物的なトラブルにも対応。即時アラートシステムにより、重大な事故や損失につながる前に被害を最小限に食い止めます。

AIカメラによる車両検知機能

車両検知機能は、自動車が頻繁に出入りする駐車場や物流拠点の管理業務を無人化・省人化し、防犯性を高める機能です。車番認識システム(LPR)により、ナンバープレートの情報を正確に読み取って事前登録データと照合し、ゲートの自動開閉を可能にします。

ナンバーの読み取りが難しい環境でも、車種や車体色などの属性情報から高速検索ができるほか、警戒車両の進入を即座に検知するセキュリティ運用も可能。時間帯ごとの交通量調査や駐車スペースの満空状況の可視化など、マーケティングやデータ分析にも広く活用されています。

AIカメラを活用した万引き防止システム

AIカメラを活用した万引き防止システムは、事後の証拠確認にとどまっていた従来の防犯対策を一新し、犯行を未然に防ぐ先回り防犯を実現するシステムです。AIが来店客の動きをリアルタイムで解析し、周囲をキョロキョロ見回す、不自然に商品を隠すといった万引きの前兆となる不審行動を自動で検知します。

さらに、過去にトラブルのあった人物を事前登録しておくことで、再来店時に入店を検知してリアルタイムで通知する顔認証技術も搭載。店舗スタッフへのスマートフォン通知と連動した迅速な声掛けをサポートし、無人店舗の防犯力強化や店舗の商品ロス削減に大きく貢献します。

AIカメラと入退室管理システムの連携

AIカメラと入退室管理システムの連携は、高精度なAI顔認証を用いて、物理的な鍵やカードを使わないハンズフリーな入退室管理を実現する機能です。認証ログとカメラ映像を自動で紐付ける一元管理により、有事の際の状況把握を劇的に迅速化します。

さらに、既存の勤怠管理システムや給与計算ソフトとのデータ連動により、打刻ミスやなりすましによる不正入室を徹底的に排除。セキュリティ強化とバックオフィス業務の効率化を同時に叶え、オフィスや工場、物流倉庫のスマートな施設運営を強力に支えます。

複数拠点の防犯カメラを一元管理

複数拠点の防犯カメラ一元管理は、全国の店舗や支店に設置されたカメラ映像を、本社や中央監視室からリアルタイムに一括監視・管理できるシステムです。現地にわざわざ足を運ぶことなく、PCやスマートフォンから全拠点の状況を瞬時に把握し、トラブル発生時の迅速な初動対応を可能にします。

録画データをクラウドや統合サーバーへ集約することで、拠点ごとのレコーダーの故障リスクや現地での保守コストを大幅に削減。ユーザーごとの柔軟なアクセス権限設定やマルチモニター機能により、遠隔からの効率的な店舗マネジメントや企業全体のガバナンス強化に大きく貢献します。

AIカメラのうろつき検知機能

うろつき検知機能は、特定の監視エリア内に一定時間以上とどまったり、不自然に往復移動を繰り返したりする不審な挙動を自動で識別・検知する機能です。風による街路樹の揺れや動物の動きといった環境ノイズをAIが正しく排除し、人間特有の動きだけを高精度に捉えます。

店舗での万引きの予兆や駐車場での車上荒らしなど、犯罪が起きる前の「下見行動」を察知してリアルタイムに管理者へアラート通知を送信。現地のライトや自動音声での威嚇と連動させることで犯行を未然に防ぐほか、異変時のみの録画によるデータ節約や過去映像の確認工数の劇的な削減も実現します。

【用途別】
おすすめのAIカメラ3選をチェック

目的にあった強みを持つ
AIカメラ3選

AIカメラは、搭載されている機能によって得意分野が異なります。導入目的の中でも需要の高い「店舗分析」「防犯・犯罪検知」「不良品分別」に対して強みを持つAIカメラをご紹介します。

防犯・犯罪検知 向け

探したい映像を数秒で特定
少人数で負担をかけずに
異常を見逃さない体制を築きたい

AVIGILON((アビジロン))
AVIGILONのHPキャプチャ
引用元HP:テレコム
https://www.telcom-net.co.jp/camera/security_camera.html
AIカメラの特徴
  • 自然言語の指示で、発生中の異常をリアルタイムで検知。直感的に扱えるため、初動対応を早めることができる。
  • 過去の映像を複数カメラから数秒で横断検索。状況を瞬時に把握することで、被害の防止につながる。
  • 最大10K画質で夜間でも車両番号まで捉え、特許技術で通信負荷を抑えた安定接続を実現。犯罪抑止に貢献する。

AVIGILONの販売元
テレコムの公式HPで
詳しい事例を見る

店舗分析 向け

来店客数と買上率を正確に把握し
感覚に頼らない店舗運営で
売上アップを狙いたい

ABEJA Insight for Retail
ABEJA Insight for Retail
引用元HP:ABEJA
https://www.abejainc.com/insight-retail-main
AIカメラの特徴
  • ネットワークカメラの画像から来店人数や年齢・性別推定、店内の回遊・滞留などのデータを取得し、顧客の行動を可視化できる。
  • POS(売上データ)などと連携し、来店者に対する「買上率」といった店舗運営の重要指標を自動で算出・分析できる。
  • 取得したデータはクラウド上のダッシュボードで一元管理され、複数店舗の状況を横断的に比較・評価し、迅速な経営判断や施策改善に役立てられる。

ABEJA Insight for Retailの
公式HPで
詳しい事例を見る

不良品分別 向け

人手をかけずに不良品を即分別
システム連携で、
ムダなくスムーズに流したい

XG-X シリーズ
キーエンスのHPキャプチャ
引用元:キーエンス
https://www.keyence.co.jp/products/vision/vision-sys/xg-x/
AIカメラの特徴
  • 高性能プロセッサ搭載で高解像度画像をリアルタイム処理し、複数検査項目を同時に判定できる。
  • 多彩なカメラ・照明の組み合わせで微細なキズや異物混入を正確に検出し、適切な撮影環境を実現できる。
  • 彩度・濃淡解析など高度なアルゴリズムで異物や汚れを瞬時に判別し、不良品をスムーズに分別できる。

XG-X シリーズの
公式HPで
詳しい事例を見る

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