大手不動産デベロッパーとして高い知名度を誇るM不動産では、関西の基幹ビルを大規模なリニューアル。
ただ、リニューアルしただけで完了ではなく、利用者のニーズを把握した上で施設を変化させていきたいと考えていました。
そこでリニューアルと連動して実施されたのがAIカメラを活用した実証実験です。
ビルの中にある食堂施設は、時間が経過すると利用者が飽きて減ってしまう傾向があることからAIカメラを導入。
今後、本格的な活用に入りますが、現状でもすでに各種データが収集されてつつあります。食堂施設の混雑状況・入店者数・性別・年齢など、計測には高い精度が保たれています。
参照元:AI Start Lab:https://ai-start-lab.com/case/70
A株式会社は東京に新たなオフィスをオープンするにあたりAIカメラを導入することに。
まず、エントランスに顔認証カメラを設置。顔の画像をすでに登録してある社員が入ってくると、AIカメラが誰が入室してきたかを検知し通知を行います。
また、顔の画像を登録していない来客があった場合にはスピーカーから音声が流れ、アルコール消毒を促すといった機能も搭載されています。
オフィスの出入り口付近のAIカメラには入退室の検知が実施され、社員の出勤・退勤を把握可能。そのためコロナウィルス感染予防にオフィスの上限人数を設置した場合などでも勤怠管理の簡易化が期待できます。
参照元:Ledge.ai:https://ledge.ai/gravio-office-tour-re-posting/
AIカメラは勤怠管理にも活用可能です。
オフィスの出入り口に設置することで、AIカメラに映った従業員が誰かを把握できます。
その方法は、社員IDを始めとした情報をあらかじめAIカメラに登録しておくだけと簡単。いつ、誰がオフィスを出入りしたかは、AIカメラが自動で判別してくれます。
そのため、AIカメラを導入する勤怠管理はより簡単に、手入力のミスや漏れがなくなり、事務手続きも削減に期待できます。
AIカメラの設置によってオフィスの人数が検知可能となり、混雑状況を把握することができます。
コロナウィルスが出現して以降は、感染症対策のため人数制限を行うといった対処も求められるようになってきました。
AIカメラの導入により、人数制限を行う際も手動による人数のカウントが不要になります。
オフィスへ不審人物の侵入などがあってはなりませんが、夜間など周りが暗いと人の目だけでは見過ごしてしまうことも考えられます。
しかし、AIカメラの高いセキュリティ精度があれば、暗所であっても人の存在を認識することができ、検知機能を用いて怪しい人物の検出も、さらには車のナンバーを判別することも可能です。
オフィスにAIカメラを導入する際、その選び方を3つのポイントで考えてみました。
AIカメラの導入を考えているのであれば、機種やシステムのスペックを必ず確認しましょう。オフィスの広さや設置場所の環境によっては合うものと合わない場合があります。
認証速度・認証距離はもちろん、外観に導入するのならば屋外設置は可能かどうか、防水防塵仕様になっているかなど確かめる必要があります。
AIカメラの機能や精度にも注目しましょう。マスクをしていても顏の識別が行えるか、顏認証とともに検温が可能かなど。導入前に感染対策が行われている間も活用できるかチェックを。
AIカメラはオンプレミスとクラウドのどちらのシステムを利用するかによって導入スピードに違いが見られます。
オンプレミスは、自社にハードディスクやモニターといった端末をそろえなくてはならないので導入までに時間はかかりますが、安定した運用が見込めます。
クラウドを利用した場合には、AIカメラのデータが外部に保存されるため、素早い導入が期待できるものの、万一の場合にはネット環境に左右されることが。
会社により適したほうを選んでみてください。
【用途別】
おすすめAIカメラ3選
AIカメラのできることは種類による違いがあり、大きく分けると「店舗分析向け」「不良品分別向け」「防犯対策向け」の3つに商品分類されます。この3つの用途別に、それぞれおすすめのAIカメラを紹介します。各AIカメラの特徴を詳しく見てみてください。
複数店舗の売れ筋と来店者の属性が
測りづらい…分析しやすい機能で売上アップを狙いたい!!
人手をかけずに不良品を即分別!
システム連携で、ムダなくスムーズに流したい!
怪しい動きはAIが即キャッチ!
気づく前にアラートで、防犯対策をしたい!