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AIカメラで熱中症のリスクを判定

AIカメラによって熱中症のリスクを判定するという活用方法について取りあげ、もたらされるメリットや効果を紹介します。地球温暖化が原因と思われる夏の猛暑で熱中症が増加しています。その対応策として浮上してきたのが、AIカメラを活用し、熱中症のリスクを判定するという活用方法です。ぜひ、参考にしてください。

AIカメラによる熱中症リスク判定をするメリット・効果

熱中症の徴候を、高い精度で判定

AIカメラを熱中症リスク判定に用いることのメリットの一番の理由は、熱中症を発症しているか否か、徴候があるかどうかということを高い精度で判定してくれる点です。

熱中症は周囲の人間が気付かず、また患者本人も自覚症状のないまま症状が進んでしまうことが多いです。リミッターを越えてしまうと一気に痙攣やめまいを引き起こし、場合によっては失神してしまうということもあります。

その点、AIカメラによる熱中症リスク判定は、外気温や湿度といった外的要因に加え、予めAIに学習させた機能により、顔色や表情、発汗の状態などを総合的に解析し、熱中症の徴候を、高い精度で判定します。

判定結果を一元管理でき、適切な処置がより容易に

AIカメラを活用するもうひとつの大きなメリットは、熱中症に掛かっていないかどうかの判定結果を一元でパソコンやタブレット端末に集約して表示させ、管理することができるという点です。仮に熱中症の症状が出ていても、本人が大丈夫だと言って治療や処置を受けず、症状が悪化してしまうというパターンもあります。そうした事態を防ぎ、熱中症のリスクが高いと判定された人間に、迅速かつ適切な処置を施す客観的な判断材料になります。

AIカメラでの熱中症のリスク判定が効果的な場所

AIカメラでの熱中症のリスク判定によってもたらされるメリットは、様々な場所や環境において効果を発揮することが期待できますが、とりわけより大きな効果を出来る場所として挙げられるのは、ふたつです。ひとつは教育現場、もうひとつは建設や工事などの現場です。

小・中・高校などの教育現場

熱中症は本人も周囲の人間が気づかないまま悪化が進んでしまい、突然、重篤な症状が表れるということになることが多いです。とりわけ小さなお子さんほどそうした傾向が強く、加えて自覚症状があったとしても、それを言い出せないということが起こりがちです。

その点、AIカメラで熱中症のリスク判定を行えば、高い精度で治療や処置が必要な状態かどうかを客観的に判断できますので重症化のリスクを大きく軽減することができます。実際、AIカメラを用いた熱中症のリスク判定システムを導入している学校も、増加傾向にあります。

建設や工事などの現場

年々増々厳しさを増している真夏の猛暑は、建設現場や各種工事の現場で働く方々の負担を通り越して、健康上の脅威となっているのが現状です。冷却ファンを装備した作業服を支給するといった対策も行われていますが、それでもなお、熱中症のリスクは高いというのが現実。

その点、AIカメラで熱中症のリスク判定を行えば、作業員の熱中症の徴候を正確に判断することができ、治療や処置が必要な状態となっている場合には、直ちに対応に移行することが可能。重症化を防ぐことはもちろん、現場での事故発生も未然に防止することにも繋がります。

AIカメラの熱中症のリスク判定に必要な機能は

肝となるのは、AIが人間の表情から体調を解析する機能

コロナ禍の時期から、施設などの入り口にサーモカメラを設置し、発熱状態をチェックするシステムが用いられていますが、AIカメラによる熱中症のリスク判定には、より高度な機能が求められます。それは予め学習させたAIによって、顔色や表情、発汗の量や状態などを解析し、熱中症の度合いを表示するという機能です。その上で、外気温や湿度などの外的要因も取り込んで分析材料とする機能も備えていれば、なおよいといえるでしょう。

費用で比較!おすすめエッジAIカメラ

メバル
メバルのHPキャプチャ
引用元HP:メバル
https://www.tara.co.jp/mebaru

施設などの稼働状況や混雑状況を解析できるメバル。
設置場所にいる人々の性別や年齢などの属性データも収集でき、分析・マーケティングやコスト削減に応用できるのが魅力です。導入実績も充実しています。

料金
初期費用 66,000円
月額費用 5,500円/台

 

搭載機能
  • 混雑度検知機能
  • 異常検知アラート機能
  • 性別分析機能
  • 利用者カウント機能
  • 年齢分析機能
  • サイネージ表示機能

メバルの公式HPで
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AWL lite
AWL株式会社のHPキャプチャ
引用元HP:AWL株式会社
https://awl.co.jp/services/awl-lite/

用途の異なるいくつものAIカメラを展開するAWL。
体温検知やマスク検知といった、感染症対策向けの機能が魅力です。またデジタルサイネージと連携した機能も充実。データを収集し、広告効果を高めることができます。

料金
初期費用 77,000円〜
715,000円
月額費用 4,400円/台

※設置費用別

搭載機能
  • マスク検知
  • 混雑度推定
  • 消毒検知
  • 広告最適化(開発中)
  • 滞在時間検知etc

AWL liteの公式HPで
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KDDI IoTクラウド Standard エッジAIカメラ
KDDI株式会社のHPキャプチャ
引用元HP:KDDI株式会社
https://biz.kddi.com/service/iot-cloud-standard/edge-aicamera/

通信回線やクラウドなどを含めたパッケージで、一括で導入できる、KDDIのAIカメラ。カメラ内部でAI解析を行うため、サーバーの運用やデータの保管などのコストが抑えられます。人物の属性データなどが検知可能です。

料金
初期費用 11,000円+デバイス料金個別相談
月額費用 9,900円~

※設置費用別

搭載機能
  • 属性検知機能
  • 出入り検知機能
  • 表情解析機能
  • 人数カウント機能

KDDIの公式HPで
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選定条件:
2024年1月時点で当サイトにて紹介しているAIカメラのうち、HPに初期費用と月額費用の記載があるエッジAIカメラとして、「メバル」「AWL」「KDDI IoTクラウド Standard エッジAIカメラ」を選出しました。

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