AIカメラ導入マニュアル│CANCHI » 【業種・業界別】AIカメラ活用事例 » 金融業界におけるAIカメラ活用事例

金融業界におけるAIカメラ活用事例

人工知能によって映像・画像を処理できるAIカメラは、金融機関でも多く採用されています。AIカメラが振り込み詐欺被害の防止に役立つと考えられているのです。この記事では、金融業界がAIカメラを導入している事例、金融業界がAIカメラを使うメリットなどについてまとめました。

金融業界のAI導入事例

AIで画像分析をしつつ行動検知を行う

既存の防犯カメラシステムにAIの画像分析を加えた例です。金融機関では共栄信用金庫が初めて導入しました。カメラのデータを端末側で処理する機器で最大4台のカメラと接続。AIカメラを導入するよりもコストを押さえています。

携帯電話で通話をしながらATMを操作する人を感知し注意音声を流しつつ、店内のアラームを鳴らす仕組みとなっており、振り込み詐欺の防止効果を期待しています。

参照元:日本経済新聞公式ページ:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC14A8V0U3A111C2000000/

エッジAIカメラを活用し助成金詐欺や振り込み詐欺を未然に防ぐ

北洋銀行が導入したエッジAIカメラは、サーバーやクラウドで映像・画像のAI処理を行うのではなくカメラ側でAI処理を行うものです。処理スピードが速く、情報漏洩リスクを低減できるメリットがあります。

ATMの前で一定時間以上通話している人の行動をAIカメラが検知すると、担当者にリアルタイムで通知。顧客対応係が直接声をかけることで、詐欺被害を防ぎます。実際にATMを操作しているときだけでなく、電話をかけながら順番を待っている人の行動も検知します。

参照元:JVCKENWOOD公式ページ:https://www.jvckenwood.com/jp/press/2021/05/press-210531-01.html

体のある部分に注目し振り込み詐欺を予防

佐賀銀行が導入したAIカメラは、ATMを操作する人の動作をチェックする画像解析技術を活用しています。携帯電話をかけながらATMを操作しようとすると警告音が流れるようになっており、振り込み詐欺の防止を目指します。

電話をしているかどうかを判断するために注目したのが、ひじの角度です。ひじの角度などをAIに学習させ、そのデータを基に警告音を鳴らしています。

参照元:FNNプライムオンライン公式ページ:https://www.fnn.jp/articles/-/282766

金融業界におけるAIカメラ導入のメリット

詐欺防止効果が期待できる

AIカメラで特定の行為を検知してアラームが鳴るようにすることで、詐欺被害を防止することができます。AIカメラでの監視は様々な金融機関での実証実験も多く行われています。

実際に、電話をかけながらATMを操作している姿を検知して警告音を鳴らす、担当者に通知するなどの運用を始めている金融機関もあります。

置き忘れ防止効果が期待できる

ATMにキャッシュカードや通帳などを置き忘れる人は少なくありません。AIカメラを設置することで、置き忘れを検知、担当者が確認できれば置き忘れ防止につなげられる可能性があるでしょう。

不審者が検出できる

AIカメラに特定の人物を記憶させることもできますし、長時間滞在している人を検知するなど不審者を見つける効果も期待できます。

また、AIカメラでは指定人数以上の混雑を検出すると通知できるような設定もできるため、金融機関側が混雑状況や人数分析できるだけでなく、混雑情報を利用者に公開するなどの活用方法も検討できるでしょう。

AIカメラ製品・メーカーの
一覧を見る

金融業界のAIカメラ選びのポイント

金融業界でAIカメラを選ぶのであれば、まず何を目的とするのかを明確にすることが大切です。振り込み詐欺被害を防ぐ目的であれば、携帯電話で通話をしながらATMを利用する、という動作を検知・アラートを出すことが大きな有効であるといわれています。

また、実際に導入する際には既存の防犯カメラにAIカメラ機能を追加して使うのか、AIカメラを新規で導入するのかによっても選ぶAIカメラが変わってくるでしょう。

世の中のAIカメラは、大きく分けて「マーケティング」「入退室管理」「防犯」で分けられています。AIカメラを導入するのでしたら目的に応じて選びましょう。

当サイトでは、導入する目的に応じておすすめのAIカメラを紹介しています。 ぜひ、AIカメラを導入する際の参考にしてください。

用途別におすすめAIカメラを厳選!
詳しく知りたい方はこちら

費用で比較!おすすめエッジAIカメラ

メバル
メバルのHPキャプチャ
引用元HP:メバル
https://www.tara.co.jp/mebaru

施設などの稼働状況や混雑状況を解析できるメバル。
設置場所にいる人々の性別や年齢などの属性データも収集でき、分析・マーケティングやコスト削減に応用できるのが魅力です。導入実績も充実しています。

料金
初期費用 66,000円
月額費用 5,500円/台

 

搭載機能
  • 混雑度検知機能
  • 異常検知アラート機能
  • 性別分析機能
  • 利用者カウント機能
  • 年齢分析機能
  • サイネージ表示機能

メバルの公式HPで
製品の詳細をみる

AWL lite
AWL株式会社のHPキャプチャ
引用元HP:AWL株式会社
https://awl.co.jp/services/awl-lite/

用途の異なるいくつものAIカメラを展開するAWL。
体温検知やマスク検知といった、感染症対策向けの機能が魅力です。またデジタルサイネージと連携した機能も充実。データを収集し、広告効果を高めることができます。

料金
初期費用 77,000円〜
715,000円
月額費用 4,400円/台

※設置費用別

搭載機能
  • マスク検知
  • 混雑度推定
  • 消毒検知
  • 広告最適化(開発中)
  • 滞在時間検知etc

AWL liteの公式HPで
製品の詳細をみる

KDDI IoTクラウド Standard エッジAIカメラ
KDDI株式会社のHPキャプチャ
引用元HP:KDDI株式会社
https://biz.kddi.com/service/iot-cloud-standard/edge-aicamera/

通信回線やクラウドなどを含めたパッケージで、一括で導入できる、KDDIのAIカメラ。カメラ内部でAI解析を行うため、サーバーの運用やデータの保管などのコストが抑えられます。人物の属性データなどが検知可能です。

料金
初期費用 11,000円+デバイス料金個別相談
月額費用 9,900円~

※設置費用別

搭載機能
  • 属性検知機能
  • 出入り検知機能
  • 表情解析機能
  • 人数カウント機能

KDDIの公式HPで
製品の詳細をみる

選定条件:
2024年1月時点で当サイトにて紹介しているAIカメラのうち、HPに初期費用と月額費用の記載があるエッジAIカメラとして、「メバル」「AWL」「KDDI IoTクラウド Standard エッジAIカメラ」を選出しました。

【用途別】おすすめの
AIカメラ3選

詳しくはこちら

ページの先頭へ