AIカメラでこんなことも？新たな可能性を探る
ここではAIカメラによって得られる顧客データを活用することで、店舗の売上改善や業務効率化につなげるなど新たな可能性について解説します。
店舗や商業施設の売上アップのためにはいかにリピーターを獲得できるかが重要。そしてリピーターを増やすためには顧客満足度を上げる必要があります。またリピーターが増えると新規顧客を集めてくれる効果も期待できます。
顧客満足度を向上させるためには商品力だけでなく、サービスの質を高めることが必要です。それには顧客いい体験をさせるのがポイント。そのためにはマイナス面も含めマーケティングデータを細かくチェックしなければなりません。
AIカメラはそれを実現できます。導入するとデータに基づいた課題の把握、解決策検討／実施、効果測定というサイクルが構築されるため、それを受け店側が改善を続けることでサービスの質と顧客満足度の向上につながるからです。
店舗業務を改善するためには「やめる」「なくす」「減らす」が重要ポイントです。非効率的なことをやめること、すべてやめられないことは一部をなくすこと、業務を減らし時間や人員を有効活用すれば改善します。
AIカメラは映像の中から情報を抽出し分析することが可能です。業務改善には、接客や商品の陳列なども含め無駄や非効率的なことを見直すことが重要になりますが、AIカメラはそれを発見します。
また、客数に対してスタッフの人数が適切かどうか判断できます。忙しい時間帯にスタッフの人数が足りていない、暇な時間帯にスタッフが多いなど状況を知ることで人員配置やシフト調整を行うことができるようになります。
「省人化」とは業務効率化を進める際に無駄な作業や工程をなくす一環として行われるもので、人員を減少させること。単なるリストラではなく少ない人員でいかに効率よく作業を行うためにどうすべきか検討します。
省人化が必要な理由として、労働力人口減少による超高齢化社会の到来があります。業務の自動化や機械化をして少ない人員でも影響が出なくすることが必要です。また新型コロナの感染拡大により非対面・非接触化が求められていることもあります。
そのような省人化に役立つのがAIカメラの活用です。画像認識レジやカート自体に商品のバーコードリーダーを備えるスマートカート、入店から決済まで無人化できる店などはAIカメラに搭載されている認識機能で実現します。
