2022年9月12日にTARAは、園児のバス置き去り事故防止のためにAIカメラサービス「メバル」を幼稚園・保育園に無償提供すると発表しました。メバルはカメラに写った映像をAIが自動で人物判別・学習するサービスで、電源がある場所ならどこでも活用できるシステムです。
メバルを保育園へ導入するにあたってAIの知識や複雑な設置工事はいりません。誰でも簡単に始められるのが魅力です。映像の解析は現地に設置している端末で行えるため、画像流出を防いで園児のプライバシーも配慮。リアルタイムでバスの中に何人いるか、パソコン・スマホで気軽に確認できます。
メバルを使用するときは、WEBサイトにある「申し込みフォーム」に必要事項の入力をしましょう。サービス導入に関する説明会があるので、案内に従ってオンラインに参加して下さい。説明会に参加しなければ、機器の送付が行われないので注意しましょう。
参照元:リシード AIカメラ「メバル」幼保園に無償提供…園バス置き去り防止に
幼稚園や保育園での昼寝中のうつぶせ寝による死亡事故が発生しました。そのためAIカメラを導入して園児の昼寝姿を見守る動きが高まっています。
例えば「ベビモニ」のカメラは乳幼児の向きを確認できて、仰向け・左・右・うつぶせなど体勢の識別も可能。30秒ほどうつぶせ寝が続いていると警告音で保育士に知らせる仕組みです。1台につき同時に10人を見守れます。
以前はセンサー付きのマットや乳幼児の服にセンサーを付けるタイプがありました。保育士の準備が必要なため余計な手間がかかるという問題が発生。カメラが見守る仕組みであれば、保育士の業務負担軽減にもなるでしょう。
参照元:FNNプライムオンライン AIカメラが「うつぶせ寝」をお知らせ 死亡事案受け保育の現場に導入 昼寝中の乳幼児の突然死を防ぐ【宮崎発】
参照元:PC-Webzine 子供の午睡をAIで見守るカメラ「ベビモニ」
AIカメラを導入する最大のメリットは、保育士の負担を軽減することです。保育士は乳幼児を見守るだけでなくて、イベントの準備や保護者との連絡など様々な業務を行わなければなりません。AIカメラによって子どもの見守りをサポートできれば、保育士の身体的・精神的負担軽減につながるでしょう。
保育園でどのように我が子が過ごしているのか、保護者にとっては不安なもの。保育士が園での様子を撮影して保護者に共有するのかは、現実的に難しいでしょう。AIカメラを導入すれば、子どもの表情・行動などの検知・撮影・選別がトータルで可能。子どもの保育園で頑張っている様子や楽しんでいる様子を保護者に見せられます。子どもの様子を把握できるので、保護者の安心につながるでしょう。
保育園は昼寝のタイミングこそ危険な時間帯です。保育士は人手不足の状況もあり、園児の昼寝時間は溜まっている業務や日誌を書く時間に当てなければなりません。保育士が目を離していても、AIカメラによって園児の見守りを行うため、安全性を確保できます。保育士のメンタル的な負担軽減にもつながるでしょう。
AIカメラと言っても機能は様々です。現場が抱えている問題点に合っていないAIカメラを導入すると、思うような効果が発揮できないので注意してください。導入する前に現場の声をヒアリングして、どのような点を負担に考えているのか、どんな問題があるのかを確認したうえでAIカメラを選びましょう。
AIカメラを導入することに対して、全ての保護者が必ずしも推奨しているわけではありません。中には子どもの情報が外部に漏れるのではないかと不安になる保護者もいるでしょう。AIカメラを導入する際は、保護者にも丁寧に導入のメリットやセキュリティ面などを詳しく説明することが大切です。
AIカメラは保育士の負担が軽減できるといったメリットのありますが、導入するにあたって初期費用・ランニングコストが発生します。導入することで想定以上にランニングコストがかかれば、幼稚園・保育園経営に支障をきたす恐れも。導入前に必ず費用面を確認しましょう。
【用途別】
おすすめAIカメラ3選
AIカメラのできることは種類による違いがあり、大きく分けると「店舗分析向け」「不良品分別向け」「防犯対策向け」の3つに商品分類されます。この3つの用途別に、それぞれおすすめのAIカメラを紹介します。各AIカメラの特徴を詳しく見てみてください。
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