企業や店舗などで、AIカメラの導入に関与した方々を対象にアンケート調査を実施いたしました。
カメラ選定の決め手となったものは何か、実際に効果を感じられているのかなど、利用者のリアルな声を掲載しています。
僅差ですが【分析・マーケティング】が最も理由として多い結果になりました。ただ撮るだけではなく、顔や性別年齢から行動まで追うことのできるAIカメラは客行動の分析やマーケティングとの親和性が高いのでしょう。
【機能】が一番の決め手になったという結果になりました。続いて【費用】【導入までの期間】が並びます。映像を映すだけであれば費用面や導入期間にもこだわりたいですが、やはりAIカメラである以上は機能を最も重視したいところです。
【機能】が決め手になったと回答した方々に、更に機能について深堀りした質問に答えてもらいました。最も票を集めたのは【画角の広さ】【操作性の良さ】でした。続いて【分析の精度】【画質】が続きます。
カメラの設置場所にもよりますが、画角が広いカメラを選ぶことで1台でも全体が見渡せることになり、より効果を発揮するのでしょう。
【分析・マーケティング】目的で導入した方では、なんとすべての方が効果を感じているようです。特に人の目だけではカバーできない領域において、AIカメラの効果は顕著に感じられることでしょう。
【従業員管理】と【防犯対策】目的で導入した方の1~2割ほどは、効果を感じられなかったようです。ではなぜ効果を感じられなかったのか、気になる理由を見ていきましょう。
導入の理由別に質問しましたが、どちらも【費用体効果が薄い】ことが効果を感じなかった理由として1位に上がっています。一般的な監視/防犯カメラで代替できるような領域においては、敢えてAIカメラを選ぶ必要もなかったのでしょう。
2位は【分析精度が低い】でした。分析ができなければAIカメラの強みが生かせません。
マーケティングを目的に、機能面・費用面を重視して選ぶ事こそ、AIカメラの効果を最大限に感じられるようです。
【用途別】AIカメラ解説
AIカメラのできることは種類による違いがあり、大きく分けると「分析・マーケティング」「従業員管理」「防犯対策」の3つに商品分類されます。まずはそれぞれにどのような機能があり、どのような役割を果たすのか知りましょう。
主に店舗や街などの人流データ収集や行動分析に使用されます。来店者数のカウントや性別・年齢分析、導線・購入分析など、顧客の状況を把握することで店舗運営に活用します。
主にスタッフの管理目的のために使用されています。入退室管理、勤怠管理、情報漏防止、横領・盗難の監視など、従業員の移動を把握することに役立ちます。
万引きや暴力などの防犯を目的として利用されています。顔認証および怪しい動きなどを察知し、事件・事故の発見、不審者検知、不審者通知、万引きの抑止につなげます。
選定条件:
2022年4月20日、Google検索した上位26社のうち、「分析・マーケティング」市場で最も価格が安い「メバル」、「従業員管理」市場で最も外部システムと連携できる「SECURE」、「防犯対策」市場で最も導入事例が多い「VAAKEYE」として選出しました。
低価格と性能を両立
したAIカメラ「メバル」
低価格と性能を両立
したAIカメラ「メバル」