これまでは、防犯カメラの映像を監視員がみて判断していましたが、AIカメラの登場で、AIが犯罪の予兆を検知、把握できるようになりました。今は個人から大企業まで多くの場面で取り入れられています。監視カメラの役割として重要なのが夜間の撮影です。ここでは、AIカメラの夜間撮影の仕組みや夜間撮影できるAIカメラ事例について紹介します。
映像を撮影するときには光が必要です。光が当たっていれば、あらゆるものが映像に写り、光が当たっていない状態では真っ暗な映像になってしまいます。では、夜間撮影はどのような仕組みなのでしょうか。夜間撮影には主に2つのタイプがあります。
1つ目が「微光」タイプです。わずかな光があれば夜間の撮影が可能で、街頭などがある比較的明るい場所であれば撮影できます。製品によっては、豆電球のような光でも撮影できる場合があります。少しの光を拾って、カラーで撮影できるのも特徴です。
2つ目が「赤外線」タイプです。微光タイプと異なり、光がない場所でも撮影できるのが特徴です。赤外線タイプでは、カメラ自体が撮影する物に向けて赤外線を照射する仕組みになっているため、暗闇でも撮影可能になっています。全く光がなくても撮影できますが、モノクロ映像になるのはデメリットといえるでしょう。
夜間撮影できるAIカメラには、微光タイプまたは、赤外線タイプが搭載されています。設置場所や用途に合わせてタイプを選ぶことをおすすめします。
SORACOMが提供する「S+ Camera WP v2.1」は、届いてからすぐに使えるAIカメラです。夜間撮影が可能なカメラを搭載しており、遠隔からデバイスを管理できます。ただしS+ Cameraシリーズの提供は、2024年12月末で終了する予定です。
アイゼック株式会社「ILC-4M79」は、通常のカメラの500倍の感度で、夜間でも鮮明なカラー映像を記録できるようになっています。街灯がない場所の夜間で重宝しています。
株式会社アイピー総研「AI ネットワークカメラ 300万画素」。赤外線カメラを搭載していて、真っ暗な場所でも撮影が可能です。高齢者施設などで、プライバシーを守りながら入居者の安全を見守るツールとしても使用されています。
AIカメラは、様々な場面で防犯や見守りに24時間活用されています。そのため、夜間も鮮明に撮影できる機能が欠かせません。すでに夜間撮影可能なAIカメラが多く発売されています。メーカーや商品によって、わずかな光を捉えてカラーで撮影する微光タイプか、全く光がない状態でも撮影できる赤外線タイプかは異なるので、設置場所や用途に合わせて検討することが大切です。
当サイトでは、用途別にAIカメラを選ぶポイントやAIカメラ製品を一覧で紹介しています。以下のページも、ぜひ参考にしてみてください。
【用途別】AIカメラ解説
AIカメラのできることは種類による違いがあり、大きく分けると「分析・マーケティング」「従業員管理」「防犯対策」の3つに商品分類されます。まずはそれぞれにどのような機能があり、どのような役割を果たすのか知りましょう。
主に店舗や街などの人流データ収集や行動分析に使用されます。来店者数のカウントや性別・年齢分析、導線・購入分析など、顧客の状況を把握することで店舗運営に活用します。
主にスタッフの管理目的のために使用されています。入退室管理、勤怠管理、情報漏防止、横領・盗難の監視など、従業員の移動を把握することに役立ちます。
万引きや暴力などの防犯を目的として利用されています。顔認証および怪しい動きなどを察知し、事件・事故の発見、不審者検知、不審者通知、万引きの抑止につなげます。
選定条件:
2022年4月20日、Google検索した上位26社のうち、「分析・マーケティング」市場で最も価格が安い「メバル」、「従業員管理」市場で最も外部システムと連携できる「SECURE」、「防犯対策」市場で最も導入事例が多い「VAAKEYE」として選出しました。
低価格と性能を両立
したAIカメラ「メバル」
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