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AIカメラを始めとした映像機器は、さまざまな場所で通行人を見守っています。しかし、そこにはきちんとした取り決めがあることをご存じでしょうか。ここではAIカメラなどの映像機器を屋内・屋外に設置する際の注意点を紹介します。
AIカメラ、特にクラウド型のモデルは常時ネットワーク通信を行うため、設置場所に安定したインターネット回線(Wi-Fiや有線LAN)が確保されているか確認が必要です。また、高画質な映像データを絶えず送受信するため、ネットワーク帯域を圧迫して他の社内業務に影響を及ぼすリスクにも注意しなければなりません。
AIカメラを稼働させるには確実な電源供給が必須となるため、設置予定場所の周辺にコンセントがあるかを事前に確かめます。屋外や高所など電源確保が難しい場所では、LANケーブル1本で通信と電力供給を同時に行える「PoE」対応機器の導入を検討すると、配線周りをすっきりとまとめられます。
AIカメラを始め、映像機器を屋内・屋外に設置する際、それぞれの場所における注意点を解説します。
カメラを勝手に設置すると、時としてルールや法律に触れるなどトラブルに発展することも考えられますので、導入前に必ず確かめておきましょう。
店舗やショッピングモールにAIカメラ・防犯カメラ・監視カメラなどを設置する場合には、それぞれの商業施設のルールを守らなくてはなりません。もちろん勝手に取り付けるのはNGです。商業施設によっては設置する前に申請が必要であるなど手続きをしなくてはならないケースもあります。あとあとトラブルへと発展させないためにも、しっかりとルールを確認しておきましょう。
また、撮影範囲の確認も大切です。撮影できる範囲が取り決められていることもあります。カメラの撮影範囲が広いときは敷地の外まで映ってしまわないよう気をつけましょう。
カメラには性能や機能があります。性能はそのカメラの画素数や解像度、感度や画角などのスペックです。機能はAIの搭載など、どんなことができるかを指します。
AIカメラを設置する際には、その場所に適した性能の機種を選ぶことが大切です。広範囲を映したい場合には画角の大きいレンズが必要ですし、夜間や暗い場所を撮影したいのであれば赤外線暗視機能は必須です。音声も取得したいのであればマイクの有無も確認しなければなりません。
と同時にカメラ1台で室内を撮影したい場合には設置位置も重要ですし、レジなどの細かい場所もしっかり映したいときは遠隔操作可能な「PTZ機能」と呼ばれるカメラの設置がおすすめです。
AIカメラを始め、昨今の映像機器は解像度が大きく向上しています。屋外にカメラを設置する際にも通行人などの顔がはっきりとわかってしまいます。
しかし、このように特定の人を識別することは「個人情報保護法」で定められる個人情報に該当します。
そのため法律に準じ、正しく個人情報を取り扱わないとプライバシーの侵害になってしまいます。
トラブルを避けるためにも、AIカメラを設置する際には導入目的を明確にし、カメラ撮影していることも公表しなければなりません。
AIカメラをはじめ、防犯カメラや監視カメラなどの設置については市町村ごとに条例やガイドラインなどが定められています。また、こうした基準は全国一律のものではありません。そのため例えば同じ市内であっても、共通部分こそあれ、A区とB区ではわずかに異なる基準を用いている可能性があります。実際にAIカメラを導入する場合も、設置する際には各自治体のサイトを確認する必要があります。また、そのときは県・市町村・区と、それぞれのサイトを確かめるのが賢明です。わからない点があれば各自治体に相談するなどして対処しましょう。
屋内とは違い、屋外ではAIカメラも天候の影響をもろに受けてしまいます。そこで屋外にAIカメラを設置する場合には、天候の変化にも耐えられる機能が備わっていなければなりません。特に次のような機能が搭載されていなければ耐久性が落ち、屋外に設置されたAIカメラは劣化が早まったり寿命が短くなったりするおそれがあります。
屋外では雨風、そして風に運ばれてきた砂や塵などが吹き付けます。こうした環境でも耐えられるよう、屋外のAIカメラには防水・防塵機能が必須です。
台風などの強風により木の枝やゴミなどがぶつかっても簡単には故障をしない耐衝撃性が屋外のAIカメラには必要です。
屋外は気温の変化が激しく、また、北海道のように気温がマイナスになる地域もあります。こうした気温の上下にも耐えられるかどうかは、AIカメラの動作温度にて確認することができます。
屋外では明かりが届かないところも多いため、AIカメラには赤外線暗視機能のついたものを採用するのが好ましいです。
逆光とは、まぶしい光を背にしたときに被写体が暗く映ってしまうことを指します。逆光補正機能では、このときに暗く映ってしまう被写体をちょうど良い明るさへと調整する機能です。
AIカメラは機能に優れ、人の顔の識別などにも長けています。しかし、その反面、容易に個人を特定できることからプライバシーの侵害には細心の注意が必要となります。プライバシーを侵害したことで過去には裁判に発展してしまったケースもありました。カメラを屋内・屋外に設置する際は、その施設のルールや地域のガイドライン、そして法律をきちんと遵守しましょう。そうすることで余計なトラブルを防ぐこともできます。
屋外の厳しい気候や、AIシステム特有の不具合に備え、カメラ本体のハードウェア故障対応だけにとどまらず、AI解析ソフトウェアのアップデートやトラブル時の原因究明など、ベンダー側が提示するサポートの範囲や対応期間をあらかじめ確認しておくことが重要です。
カメラのレンズに付着した泥や埃などの汚れ、強風などによる設置角度のズレはAIの解析精度に直結し、誤検知の原因となります。システムの信頼性を高く維持し続けるため、定期的なレンズ清掃や画角調整を含めた保守計画の立案が必要です。
当サイトに2026年6月時点で掲載されている企業の中で、屋外設置に対応している主なAIカメラをピックアップしています。対象の企業が提供しているサービスは以下の通りです。
防犯対策
10K超高精細映像や、自然言語の指示で録画を横断検索する機能を搭載。顔認識や車両・ナンバー識別、侵入・滞留などの異常行動検知により、不審なシーンをわずか数秒で自動抽出する高度な防犯機能を備えています。
車両管理・駐車場管理
内蔵GPUによる高速エッジ処理で精度の高い車番認識を実現。LTE回線対応でLAN工事が不要なほか、満空判定や予約管理システム、ゲート機器とも柔軟に連携し、駐車場の無断侵入防止や入退場管理を効率化します。
行動解析・防犯対策
人物の関節の動きや持ち物を抽出し、暴力や不審行動、危険物を検知。異常検知時のアラート通知で巡回や監視業務の省人化を支援するほか、映像をクラウド共有して現場の業務改善や不正防止に活用できます。
混雑可視化・マーケティング分析
人物を自動でシルエットやマスコットに変換する独自の匿名化技術により、プライバシーを守りながら混雑状況を可視化。データはサイネージやアプリへリアルタイムに連動できるほか、棚ごとの客層属性(年齢・性別)分析にも対応します。
屋外防犯・監視
カメラ内蔵のAIプロセッサーで人物や車両を高精度に識別。逆光や夜間などの環境変化に応じて画質を自動調整する機能を備え、親水コートにより屋外でも安定稼働。データ圧縮でネットワーク負荷も低減します。
防犯対策・店舗分析・勤怠管理
顔認識や動線分析による店舗改善から、車番認証による駐車場管理、顔認証での勤怠管理まで対応。境界検知での防犯アラート機能や、360度全方位をカバーする魚眼モデルなど用途に合わせて柔軟に選べます。
遠隔映像監視・駐車場管理
通信モジュール内蔵により、電源のみで手軽に導入が可能。車両接触音や精算機荒らしなどのトラブルを各種センサーで素早く検知し、録画データを自動でクラウドに送信して遠隔での一元監視を実現します。
設備管理・製造検査・防犯対策
カメラ内部でAI解析を行うエッジ処理によって、高速かつセキュアにデータを送信。アナログ計器などのメーター自動読取での検針省人化をはじめ、ATMでの振り込め詐欺防止や製造現場の微細な異常検知で強みを発揮します。
AIカメラを屋内・屋外に設置する際は、設置場所の規約や個人情報保護法、自治体のガイドラインなどの法律・ルールを厳守することがトラブル回避の絶対条件です。さらに、安定稼働のためのネットワークや電源といったインフラ環境の整備、導入後の定期的なメンテナンス計画まで視野に入れておく必要があります。
運用環境や目的に合った最適なハードウェアとシステムを選定し、安全かつ効果的なデータ活用体制を整えましょう。
目的にあった強みを持つ
AIカメラ3選
AIカメラは、搭載されている機能によって得意分野が異なります。導入目的の中でも需要の高い「店舗分析」「防犯・犯罪検知」「不良品分別」に対して強みを持つAIカメラをご紹介します。
探したい映像を数秒で特定
少人数で負担をかけずに
異常を見逃さない体制を築きたい
来店客数と買上率を正確に把握し
感覚に頼らない店舗運営で
売上アップを狙いたい
人手をかけずに不良品を即分別
システム連携で、
ムダなくスムーズに流したい