
近年注目を浴びてきているAIカメラ。本メディア「CANCHI」ではAIカメラの秘められた能力を余すことなく紹介します。
AIカメラは、目的ごとに得意とする領域が大きく異なります。ここでは、導入ニーズの高い「店舗分析」「防犯・犯罪検知」「不良品検知」 といった目的に特化して強みを持つAIカメラを紹介。それぞれの目的でどんな課題が解決できるのかまでイメージしやすいよう、具体例も交えて解説します。
目的ごとにおすすめのAIカメラを3つを取り上げ、選ぶ際に見ておきたいポイントや活用方法をまとめました。あわせて各カメラの特徴も詳しく解説しますので、導入検討時の参考としてご活用ください。
人数カウントはもちろん、年齢・性別属性分析、ユニークカウント機能、マスク着用でも認証可能など細部まで把握できる機能を持っているものを選ぶと良いでしょう。収集したデータをもとに映像認識や分析などを行い、マーケティング等に活用ができます。
AIカメラでは人数を自動でカウントできるため、店内にどれだけ人がいるかをリアルタイムで把握できます。店内の広さから、どのくらいの人数が入ると「混雑」となるか認識し、顧客にリアルタイム配信をすることも可能です。AIの機械学習により、毎日データを取れば、各時間帯の来店者数を予想することもできるようになります。
店舗分析向けのAIカメラは、店舗での顧客行動分析に活用するのに向いています。来店客数のカウントはもちろん、どの売場に立ち寄ったのか、また滞在した時間も計測可能。滞在時間・動線などを分析し、広告との相関などを視覚化することができます。これらを分析することで、今後の広告戦略や商品陳列などにも活かせます。
AIカメラでは、来店者の性別や年齢も分析することができます。リアルタイムに来店者の性別属性や年代を分析してダッシュボードに表示したり、店舗のシステムと連携したりできるので、広告によって来店者の年齢や性別に変化があるかなど、マーケティング施策をより効率的に行うことができるようになります。
来店した顧客が、どのような動線で売場に立ち寄り、どのくらいどこに滞在したか、商品に接触したかを分析し可視化できます。また複数のカメラを横断することで動線をトラッキングできるので、来店者ごとに動線を一筆書きで追うことも可能。これを分析すれば、店舗内のレイアウトや商品陳列の仕方に活かすことができます。

性別・年齢分析機能、ユニークカウント機能(同一人物排除機能)により、来店客の性別や年代、行動パターンの分析が可能。このデータから、店内のレイアウトの変更やPOPを属性に合わせて変更するなど広告戦略への活用ができるため、売上げアップに期待できるでしょう。
メバルのAIカメラを会議室などに設置することで、その部屋の稼働率のデータ収集を行うことができます。余剰設備があった場合などには、その部屋を別目的に利用するなどして、結果としてコスト削減へつなげることができます。
商業施設内の随所にAIカメラを設置することで店内の混雑状況をリアルタイムで把握が可能。社内共有だけでなく、デジタルサイネージや公式HP等に掲載することで、施設の利用者にも知らせることができ、混雑緩和にもつなげることができます。
全国の店舗や施設に設置されたAIカメラから得られる来店者数・属性・混雑状況などのデータをクラウド上で一括管理、拠点ごとの比較だけでなく、全体傾向の可視化により「どのエリアが好調か/低調か」などの経営判断がリアルタイムに可能。
例えば、本部がダッシュボードで全店の来店傾向や曜日・時間帯別の傾向を即時に把握し、プロモーションや人員配置を柔軟に見直すといった機動力ある店舗運営を実現します。
AIによる画像解析で、カメラに映る来店者の年齢層や性別、滞在時間などの属性情報を自動取得。
マスク着用時でも精度の高い認識が可能で、得られた属性データは来店客の実態を可視化し、「この店舗は20代女性の割合が高い」「夕方に男性客が増加する」といったリアルな顧客像の理解につながります。
これにより、接客スタイルの改善やキャンペーンの最適化、店頭POPの見直しといった施策に活用可能。属性と売上データの紐付けにより、販促戦略に“根拠”を持たせる分析が可能になります。
外部のPOSレジ・在庫管理システムとAPIで連携可能。来店者の行動データや属性情報と、実際の購買データを統合することで、より深いインサイトが得られます。
例えば、「30代女性が多く訪れた時間帯に、A商品の売上が急増した」といった売れ筋商品の傾向を属性ベースで分析可能。
「特定の顧客層向けの商品を在庫強化する」「購買率の高い時間帯に合わせて広告訴求を強化する」といった在庫最適化と売上最大化の両立が狙えるだけでなく、過去の人流データとの比較により、広告キャンペーンや店舗改装の効果検証にも利用できます。
| 初期費⽤ | 66,000円(税込)~/台 |
|---|---|
| ⽉額費⽤ | 5,500円(税込)~/台 |
| 2週間パック | 32,780円(税込)/2週間 |
|---|---|
| 1ヶ月パック | 43,780円(税込)/月 |
| 3ヶ月パック | 32,780円(税込)/月 |
| 6ヶ月パック | 27,280円(税込)/月 |
| 1年パック | 21,780円(税込)/月 |
| 属性分析機能 | 5,500円(税込)/月 |
|---|---|
| ユニークカウント機能 | 11,000円~(税込)/月 |
| 安心機器保証 | 550円(税込)/月 |
| サイネージ制作 | 33,000円~(税込) |
| 通信機器 | 33,000円/台(税込)、1,100円/月(税込) |
ショップモビリティ(店舗型移動サービス)における集客人数を分析。滞在時間やエリアを設定することで通行人と利用者を分けて集計。利用者と通行人の人数や性別・年齢の相関を可視化。
ホテルのロビーや朝食会場、飲食店の店内に取り付けることで、空いてる時間を利用客に通知できます。混雑によるストレス低減や、空き時間へ集客を促し稼働率の向上を実現。
| 所在地 | 神奈川県藤沢市辻堂2-7-16 SHONAN SAKURAI BUILDING 4F |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~19:00(土日祝日を除く) |
| 電話番号 | 0466-86-5569 |
| URL | https://www.tara.co.jp/mebaru/ |
人の異常な動きを察知できるAIカメラが向いています。人の動作に関するさまざまな学習機能が搭載されており、不審な挙動や迷惑行為などを検知したり災害などを認識するとすぐに通知してくれたりするものがおすすめです。
従来の監視カメラでは、映像をチェックする人が必要でしたが、AIカメラは人の異常行動を検知できるため、万引きを未然に防ぐことが可能です。また映像を監視する管理者も必要ないため、24時間365日リアルタイムで監視を行えます。AIカメラを設置していることを表示しておけば、万引きの抑止力にもなります。
AIカメラに社員など出入りする人を登録しておくと、登録されていない人が侵入した場合に、不審な人物として検知して知らせてくれます。異常な行動も検知して通知してくれるため、監視カメラの設置よりもリアルタイムでの防犯対策が可能となり、防犯強化ができます。
AIカメラは映像の画像解析ができるので、滞留・転倒・白杖・車椅子などを検知して、セキュリティシステムへ警備が必要か判断して通知を行うことができます。これにより管理者が警備の必要があると判断すれば、警備の要請や110番・119番通報を行います。事件や事故を早期に発見し未然に防ぐことも可能です。
映像録画、音声録音、遠隔からのリアルタイム確認により、AIカメラでのセキュリティレベルを上げることが可能です。人の行動を「異常」か「正常」か判別し、データを蓄積すればさらに精度が高まるため、通常の防犯カメラより防犯対策を強化できます。また異常行動を発見して通知することにより、迅速に暴力などの犯罪を止めることができます。

AIが口頭の指示に応じて全映像をリアルタイム検索し、今起きている異常だけを一画面に優先表示。
必要な映像を探す手間がなく、状況判断までの時間が短縮されるため、監視担当者が少ない体制でも、初動対応を早めることができます。
人物や車両の特徴を指定すると、AIが複数カメラの録画映像を横断検索し、発生した出来事に関係する場面を数秒で抽出することが可能です。
状況を素早く把握できるため、侵入経路の特定や関係者の追跡が迅速に行え、二次被害の防止につながります。
4K〜10Kの超高精細映像でも、独自の帯域制御技術が負荷を抑えて安定運用を実現します。
車両番号や人物の細かな動きまで鮮明に識別しつつ、帯域やストレージ消費を最小限に抑えるため、高精細でも途切れにくい視聴が可能で、重要な場面を見逃しにくい防犯体制を支えることが可能です。
低照度性能と独自のノイズ除去技術により、犯罪が起こりやすい夜間や照明が限られた駐車場・館内でも、人や車両を鮮明に捉えることが可能です。白飛びや黒つぶれを抑え、暗所でも細部まで識別できるため、侵入・不審行動の早期発見に貢献します。
さらに IK11準拠の高い耐衝撃性で、屋外や工場などの過酷な環境下でも安定稼働。 器物破損や破壊行為が発生しやすいエリアでも映像を残せるため、防犯体制の信頼性向上につながります。
AIが人物や車両の速度・位置の変化、悲鳴やガラス破損など異常な動きや音を自動検知し、Teamsや無線機へ即時通知します。
現場担当者はその場で状況を把握でき、判断の遅れを防止。トラブルの早期対応を可能にし、少人数体制でも安定した監視運用を実現します。
セキュリティオペレーションセンターがカメラシステムを24時間監視し、不正アクセスや障害の兆候を早期に察知します。
さらに国際基準であるSOC Ⅱ、ISO/IEC 27001準拠により、クラウド上の映像も高水準で保護。映像資産の安全性を確保し、防犯運用の信頼性向上にも寄与します。
※価格に関して公式HP内で紹介されていません。詳細については直接お問い合わせください。
従来は棚や柱の影に死角が多く、店内の監視範囲も70〜80%にとどまっていた商業施設において、AVIGILONの超高精細360°カメラを導入。これまで映りにくかった売場の角や通路の合流点までカバーできるようになり、来館者の流れが多い施設でも、ほぼ死角のない監視体制へと改善しました。
さらに、AIによる自動検知・検索で万引き・不審行動などの確認作業が大幅に効率化され、必要だったカメラ台数も約7割削減。監視業務の省人化が進み、スタッフは巡回や接客対応など本来業務に時間を割けるようになっています。
| 所在地 | 東京都大田区平和島4-1-23 11F |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~12:00、13:00~18:00 |
| 電話番号 | 0120-81-6001 |
| URL | https://www.telcom-net.co.jp/ |
微細なキズや色の違いを瞬時に判別できる、画像処理能力の高いAIカメラが向いています。高速ラインでもリアルタイムに詳細な解析を行い、目視では見逃してしまうような不良を正確に検出し、即座に自動で分別できるものがおすすめです。
従来の目視検査では、検査員の経験や体調による精度のバラつきが課題でしたが、AIカメラは常に一定の基準で判定できるため、検査品質の均一化が可能です。また、人を配置し続ける必要がないため、24時間稼働のラインでも人件費などのコストを抑えて運用できます。
高解像度カメラと適切な照明設定を組み合わせることで、目視では判別が難しい微細なキズや同系色の異物混入も正確に検出します。彩度や濃淡を解析する高度なアルゴリズムにより、複雑な背景や形状の製品であっても、不良品だけを瞬時に見つけ出して知らせてくれます。
AIカメラは高解像度画像を高速処理できるので、複数の検査項目を同時に判定し、その結果を即座に制御システムへ送信することができます。これにより、排出機構やロボットと連携して不良品のみを自動的にライン外へ排出させ、生産ラインを止めることなくスムーズな分別を実現します。
全数の検査画像を保存し、不良発生時の傾向を分析することで、製造プロセスの改善に役立てることが可能です。どのような不良が多いかを「見える化」し、データを蓄積してAIの判定精度をさらに高めることで、不良品流出ゼロだけでなく、歩留まりの向上にも貢献します。

異なる製品種別の外観検査や、1製品に対して多数の検査項目があるラインでも、1台でスムーズに対応できる拡張性と処理能力を兼ね備え、従来のように目的ごとに装置を分ける必要がなく、ライン設計の簡素化・省スペース化・人的工数の削減といった導入効果が見込まれます。
既存のIPカメラや検査装置、PLC、ロボットアームなどとの通信も対応しており、既存ラインを止めずに後付け可能な構成。多拠点展開にも適しており、各工場で同一の検査フローを構築できるため、全社的な品質基準の統一やノウハウの水平展開が加速します。
オフィス・管理系AIカメラの中でメガネやマスクをしていても認証できる機能を搭載。3密対策となるオフィス内の混雑状況を確認したり、従業員の体温変化もチェックしたりなどコロナ感染拡大防止にも注力しています。
最大14コアのDSP+CPU構成を採用し、従来機の約3倍にあたる高速・安定した画像処理を実現。
高解像度のカラーカメラ(最大2100万画素)との組み合わせにより、一度の撮影で複数の検査項目(キズ・異物・寸法など)を同時判定できます。
ユーザーはモード設定などを意識することなく、常に最大性能が発揮されるように最適化されており、処理遅延による検査の取りこぼしを防ぎ、タクトタイムの短縮にも寄与します。
XG-Xシリーズはエリアカメラ/ラインスキャンカメラ/3Dビジョン/AI搭載光学ズームカメラなど多彩なラインナップに対応。
専用の高性能LED照明(CA-Dシリーズ)や画像処理用レンズと組み合わせることで、微細なキズ・異物・印字欠け・凹凸といった難検出対象にも最適化した撮像条件を簡単に構築可能です。
特に樹脂モールド部や金属部品のように反射・照明ムラの影響を受けやすい素材でも、環境補正用の前処理フィルタを活用することで、誤検知を大幅に減少。
ユーザーは目的に応じて必要な機能を選択・組み合わせるだけで、高精度・高安定の検査環境を実現できます。
キーエンス独自の画像解析アルゴリズムを複数搭載し、対象物の彩度・濃淡・形状・パターンの違いを瞬時に識別。コンベア上を高速で流れる製品から、異物混入・汚れ・かすれ・ピンホールといったわずかな異常をリアルタイムで検出し、良品・不良品をその場で分別できます。
演算処理による設定ではなく、GUIベースの簡単なインターフェースで複雑な条件設定が可能なため、現場の熟練技術者でなくても扱いやすいのも特徴。
誤検出なしでの自動判定”を追求した設計は、食品・医薬品・自動車部品など高い品質基準が求められる業界で多く採用されています。
※価格に関して公式HP内で紹介されていません。詳細については直接お問い合わせください。
インジェクターの部品組付けで、白黒カメラでは部品の色違いが判別できず誤判定が多発。また、外径測定の安定性にも課題がありました。
XG-Xシリーズはエッジ検出とカラー判別を同時処理可能なため、色と外径の両方で精密な組付け判定ができるように。
さらに「トレンドエッジ機能を使えば、最小・最大径の自動測定で設定工数も大幅削減できた」と導入担当者も実感されています。
操作パネルのスイッチ配置やLCD表示において、形状が似ているマークを誤判別する事例が多発。
XG-Xシリーズの輪郭形状サーチ機能「ShapeTrax」と2100万画素の高精細カメラを採用することで、マークごとの微細な形状の差異を正確に判別することで、「今まで複数台のカメラで検査していた作業が1台で一括検査できるようになり、省設備化・コスト削減にも貢献した」との声をいただいています。
| 所在地(本社) | 大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
|---|---|
| 営業時間 | ※記載なし |
| 電話番号 | 06-6379-1111 |
| URL | https://www.keyence.co.jp/ |