AIカメラは応用範囲が広く可能性も含めるとできることは増大します。ここではすでにさまざまな分野で活用されている代表的なAIカメラの能力をピックアップしてご紹介します。
映像の中に映し出されるものが人であることを認識しその数をカウントすることが可能です。人数を数えるだけでなく可視化することで、駅や店舗などの混雑状況を知らせるといったことに利用しているケースもあります。
個体識別ができるということです。単に人数をカウントするだけだと同じ人が部屋を出たり入ったりすると増えていきます。ユニークカウントは同一人物であることをAIが判別し、出入りを繰り返しても1人としてカウントします。
AIの画像解析技術を利用して人の年齢と性別を推定するものです。人数カウント以外にこうした情報を付加することで、店舗や商業施設などで指定の時間内に何歳ぐらいの男女が訪れたといったマーケティングデータを取得できます。
歩行者や車両の通行量をAIの画像解析技術を使って計測するものです。定点カメラを設置してそこに映し出される車両や歩行者などの種別や属性も推定できます。交通量・通行量調査やイベント来場者数をカウントにも使われます。
人の動きや軌跡を追ってAIカメラが動線を分析するもので複数カメラの情報を統合することで可能になります。年齢性別推定と組み合わせてさらに高度な解析も可能です。店舗運営や工場の作業効率化などに活用することができます。
映像の中に特定のものがあるかどうかAIの認識機能により検出するものです。MRI画像でガンの有無を確認したり、大勢の人が集まる中でマスクをしている人などを割り出す、工場での不良品検出など、さまざま応用が利きます。
AIが人の関節などの特徴を学習した上で、動きや姿勢の状態を座標データで検出するものです。姿勢による身体的負荷を分析して作業を見直したり、スポーツ選手のフォームの調整、からだの歪みチェックなどに活用できます。
人の顔を認識し年齢や性別などの属性を判定したり、事前に登録していたデータと照合し本人確認を行ったりするものです。スマートフォンのロック解除にも使われている技術で会社の出退勤や入出管理にも利用されます。
セグメンテーションとは区分を意味します。AIカメラにおいては映っている物体の領域を区別することです。物体の存在を把握するだけでなく、錆びている部分とそうでない部分を判別したり、床に落ちているゴミを認識したりできます。
【用途別】AIカメラ解説
AIカメラのできることは種類による違いがあり、大きく分けると「分析・マーケティング」「従業員管理」「防犯対策」の3つに商品分類されます。まずはそれぞれにどのような機能があり、どのような役割を果たすのか知りましょう。
主に店舗や街などの人流データ収集や行動分析に使用されます。来店者数のカウントや性別・年齢分析、導線・購入分析など、顧客の状況を把握することで店舗運営に活用します。
主にスタッフの管理目的のために使用されています。入退室管理、勤怠管理、情報漏防止、横領・盗難の監視など、従業員の移動を把握することに役立ちます。
万引きや暴力などの防犯を目的として利用されています。顔認証および怪しい動きなどを察知し、事件・事故の発見、不審者検知、不審者通知、万引きの抑止につなげます。
選定条件:
2022年4月20日、Google検索した上位26社のうち、「分析・マーケティング」市場で最も価格が安い「メバル」、「従業員管理」市場で最も外部システムと連携できる「SECURE」、「防犯対策」市場で最も導入事例が多い「VAAKEYE」として選出しました。
低価格と性能を両立
したAIカメラ「メバル」
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